みなさんは自分のタイピングが速いと思いますか?それとも遅いと思いますか?
デスクワーカーなら誰もがタイピングをスピードアップしたいと考えることでしょう。
この記事では、パソコンを扱う人にとって必須と言えるタイピング速度向上について紹介していきます。
タイピング速度は、効率と生産性に直結するデスクワーカーの重要なスキルです。
高速なタイピングは日常の文書作成やチャットにおけるコミュニケーションをスムーズにし、タスクの完了時間を短縮します。タイピング能力を身につけるだけで、忙しい業務環境における時間管理とストレス軽減にもつながります。
タイピングが速くなると、頭に思い描いた内容をテキストとして即座に打ち出し、アイデアをすぐに表現できます。仕事の効率向上、キャリアアップには必須なスキルと言えるでしょう。
タイピングの速度向上は、基本的に決まった方法で練習することで実現できます。
昔からパソコンを触っている人であれば勝手に身につくケースもありますが、基本に忠実に練習することで、より疲労軽減につながる正しい姿勢が身につきます。
シンプルな5ステップを知るだけで良いので、ぜひ今日から実践してみてください。
まずは現在のスピードを把握することが大切です。
ネット上には無料で利用できるタイピングテストがたくさんあり、数分で自分の平均タイピング速度を教えてくれます。
たとえば以下のようなサイトです。
これらのテストを定期的に行い、進歩を記録することで、どれだけ上達しているかを可視化し、モチベーションの維持に役立てましょう。
自分のスタート地点を知ることで、目標の設定もしやすくなるのでおすすめです。
ホームポジションは、タイピング速度を向上させるための基本中の基本です。ホームポジションをとは、指が自然と戻るキーボード上のベースとなる位置を意味し、タイピングに効率的な姿勢を維持させてくれます。
下の画像を参考に、左手の小指から人差し指は「A」から「F」のキー、右手は「J」から「;(セミコロン)」のキーに置きます。親指はスペースバーの位置に置いてください。
このポジションから始めることで、指の動きを最小限に抑え、素早く正確なタイピングが可能になります。
初めは打ちづらく感じるかもしれませんが、練習を重ねることで、手が自然とホームポジションを起点とするようになります。
日本語入力を行う際、タイピング速度を向上させるためにはローマ字入力を選ぶことが重要です。
日本語直接入力は一見便利に感じますが、実はキーの打鍵数が増え、効率的なタイピングを妨げる要因になることがあります。対して、ローマ字入力は、慣れればキーを押す回数を減らし、より速く正確に文章を打つことが可能になります。
ローマ字入力をマスターするには、まずは基本的なローマ字のキー配置を覚えることから始めます。
たとえば日本語の「しょ」は"syo"でも"sho"でも同じく「しょ」を表現できます。ホームポジションをベースに考えると、"sho"のほうがベースポジションから近く、効率的に打てるということがわかります。
最初は時間がかかるかもしれませんが、一度慣れれば、自然と指が効率的なキーを打つようになり、スムーズなタイピングが身についていきます。
さらに、ローマ字入力は英語入力にも適しており、日本語・英語両方の言語でのタイピングスキルを同時に向上させることができます。
手元を見ずにタイピングするスキルは、速度と正確性を大幅に向上させるために不可欠です。
これは「ブラインドタッチ」とも呼ばれ、キーボードを見ないで文字を打つことができれば、目は画面上の打ち込む内容に集中でき、打ち間違いをすぐに修正することが可能になります。さらに、頭と手が直接連携し、思考とタイピングが同時に行うことでキーボードを打つ流れがスムーズになります。
ブラインドタッチを習得するためには、まずホームポジションをしっかりとマスターし、それから徐々に手元を見ないでタイピングする練習を始めることが効果的です。
最初はキーボードカバーや布を使ってキーボードを覆い、手元を見ることができない状態を作り出すと良いでしょう。何度も練習していると、自然と身につきますが、最初はできるだけ意識して取り組むことをおすすめします。
タイピングで最も重要なのは、速さよりも正確さです。最初はゆっくりと正確にキーを打つことに集中し、誤打を減らすことが肝心です。
正確なタイピングが身につけば、自然とスピードは向上します。反対に、速度を優先してしまうと多くの打鍵ミスが発生し、結果的にタイピング全体の時間が長くなってしまいます。
正確さを高めるためには、タイピングを意識的にゆっくり行い、どの指がどのキーを打つのかを確認することから始めます。
1回のタイピングごとに注意を払い、間違えたときはすぐに修正する習慣を身につけましょう。先に紹介したタイピングテストサービスなど、多くのタイピング関連ツールでは打ち間違いを記録してくれるものも多いので、速度以外にもミスした数を指標とするのもおすすめです。
タイピングゲームは楽しみながらタイピングスキルを向上させる効果的な方法です。
タイピング練習の締めくくりとして、何度もチャレンジすることを強くおすすめします。通常の練習が単調に感じられる時にモチベーションを保つのにも役立つ上に、速度と正確性を同時に鍛えるよう設計されているものが多いので、単純にスキルアップに効果的です。
練習ルーティーンとしてタイピングゲームを取り入れる際は、まず1日1回、週に4回など特定の目標をつくり、その時間はタイピングゲームに専念するようにします。
いくつか種類があるので、多種多様なゲームを試し、さまざまなタイピングゲームに挑戦してみましょう。
タイピングゲームを利用する利点は、ただスキルを向上させるだけでなく、スキルアップの進捗をゲームのスコアやレベルを通じて確認できることです。
この評価システムは、継続的な練習のための大きな動機付けになり、自身の目標設定にも使いやすくなっています。以下にいくつかタイピングゲームを紹介するのでぜひトライしてみてください。
ここまで、タイピングスキル向上のためのいくつかの方法を紹介してきました。
タイピングがうまくなればなるほど、作業効率が上がるだけでなく、仕事やタスク処理のストレス軽減につながります。
普段のキーボード作業での打ち間違いは、ほんの少しずつですがストレスになり、それが原因で仕事やタスクそのものに嫌気が差してしまう可能性もあります。
タイピングの速度と正確さを上げて、キーボード作業を好きになれるように少しずつでも良いので前進していきましょう。